矢口昇華病院

矢口昇華病院(仮称)の試験終了。
以下、個人的吐露も含む。医学生においては、すごく醜い吐露であることを承知した上で、読める人のみ。
午前中の医学知識試験は、案の定あまり良い出来ではなかった。何よりも、一つ一つの文について○×を下していくという形式で、如何に自分の知識があやふやかを思い知る。ひとつの問題で、ほぼ明らかに間違っているような問題で、自信が持てなかった。本当にこの時の心境が訝しい。最初は×という解答をしていたのだが、自分としてはどうも納得できなくて、ここはひとつ、自分の2ヶ月の詰め込みの成果を量る意味でも、その時の自分の考えを賭けてみようではないかと思った。結局○と書いて、見事に誤答なわけで、こうやって賭けに出た答えが間違っているということは、おそらくこの病院には縁がないのだろうという結論に至ったわけです。
午後の面接は、面接官5人対学生4人という構図で、試験を受けながら、集団面接自体、初体験というのもあって、もはやその空間を楽しもうと思って、先生方がどういう反応をするか、他の受験生がどういう答えをするのか(医者になりたい動機を答えるとき、皆が皆、身近な親族の医療機関に掛かった経験を述べていたのには驚いたが)とかすごく興味を持って座っていた。集団面接をしながら、これは差がつきようがないということを心ならずも痛感し、この病院への縁のなさをますます感じざるを得なかったわけです。
というわけで、きっとこの病院は二度と行くことはないでしょう。