卦体なポリシー

医学部に行こうと思った要因のひとつは、就職活動をしたくなかったから、というのがあって、これは小学生のころから、大学の後半2年を就職の為に、しかも別に大学でやったことを生かせるべくもない企業に、媚び諂って入れてもらうために費やすというのがどうにも解せなくて、それとは縁遠いであろう医者になるのがいいんじゃない的発想が根底にある。(こんなこと考えている小学生もどうかと思うが。)で、こう、今自分が医学部に籍を置いて、最も忌み嫌っていた就活をおそらくせねばならないという、何の因果か知らないが、卦体なポリシーを貫いたが為に今となってその損益を蒙っているのは悲しい。
まぁ卦体なポリシーを貫きがちであることはもはや、人生において不可避であるのかもしれないと思うことは多々あって、こうしてこの時期、こんな時間にしか自分の時間をもてないことも、もはや不可避なのだと言えば、もう諦念にも似た快活さで攻めていけるというもの。

損をすることと得をすること、天秤に掛け始めると、もはや収拾がつきませんね。