循内終わり

教授試問はずっと、訴えられるとか1億円とかそんな話ばっか。まぁ別にいいんだけど。
いろんな細かい法律の話は、あたかもそれが誰も動かせない不変の真理であるかのように、丁重に丁寧にそぉっと扱われるのだけれども、話をそれなりに片付けるための、なんかそういう、体のよい「よすが」でしかないんじゃないか、なんて思う。伝家の宝刀のように見えて、しかしながら結局人間が作ったものなんだから、いわゆる社会通念とさしたる違いも見せない、ただの一理論であるという考えも成り立つのではないか。社会という文脈における法律の位置づけ、なんかが面白いと思う。