ちなみに今回の試験で会得したこととして、暗記することの重要性があると思います。やはり○×問題で露呈した自分の欠点というのは、確実な暗記の欠如だからです。医師国家試験の大部分は、
(a)1,2,3 (b)1,2,5 (c)1,4,5 (d)2,3,4 (e)3,4,5
もしくは、
(a)1,2 (b)1,5 (c)2,3 (d)3,4 (e)4,5
という選択肢の中から選ぶのですが、ということは、すべての選択肢の内容の正誤が判定できなくても、正答は容易に得られます。しかし、僕は面接で、患者さんのために如何に医師として在るかということを強調してきました。そういう主張をしているのに、片や、試験や試験への準備では中途半端な知識で良しとしている。その矛盾というか、理不尽さに、今回改めて気づかされたわけです。それではいけない。患者さんをきちんと治療していくには、そういう甘さがきっと命取りになるときが来るはずで、そういう勉強はだめだ、ということに気づくに至ったのです。
今回、試験に当たってQuestionBankを2廻り、やったのですが、それをこなすことに精一杯で、上で述べたような理想と現実の整合性が得られなかったのは事実で、今回、試験を通して、そういうことに考えを至らせられたのは、ある意味、収穫だったとも思えるのです。今後、そういったことをしっかりやっていかなければ。